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treasure『はてどこかで聞いたような:キルver』

ウジョーさまにいただきました!
『はてどこかで聞いたような』の、キルベルト選択編です。

いやもう、期待を裏切らず、楽しいSSです><
ウジョーさま、ありがとうございました!






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『はてどこかで聞いたような:キルver』 BY ウジョー  




ハンス「ある人の好みのタイプが知りたいです・・・」

目の前のどことなくアカデミー時代からの友達を彷彿とさせる青年ハンス(いかにもできそうな名前のところも似ている)はそんなことを呟いた。
ここはマリーさんと私のアトリエの2階お茶会の席。
私たちの担当になった彼との親睦と私たちの錬金術の理解を深めるためにお茶会に誘い、話が弾んでいたころポロッとそんな言葉がでてきた。 

ハンス「あ・・  いや。すみません今のは忘れてください、きょ今日はこれで失礼します」

真っ赤になってあわただしく席を立ち頭をさげ退室した彼を見送った後さっきの言葉を思い出す・・・・ まだこの島に来て間がなく初めて知り合った一人であり ふともらした時のあの表情、あの真剣な想いに協力したいとの思いがわいてくる。
けど肝心の『ある人』がわからない、あの様子では改めて聞くのも無理だろう、さて 

エリー「だれのことだろう」 







エリー「もしかしてキルベルトのことかな・・・・」

たしか冒険者さんだっけ。そういえば冒険者ギルドをハンスに紹介してもらったときにいきなりハンスに絡んできたキルベルトは随分楽しそうだったし、ハンスもあの力で首しめられても嫌そうじゃなかったな。

 エリー「とりあえずキルベルトをお茶会に誘って聞いてみよう、えーと お菓子よりもがっつり食べれそうな・・・・ミューさんおすすめの新作『海のおくりもの』を用意しよう!」

 ・・・・・

キルベルト「よう!邪魔するぜ」
エリー「じゃあお茶会を始めましょう!」

飲み物何を出そう・・・・・・?今日はお酒は・・・・どうしよう?

エリー「キルベルトお酒は飲める?」
キルベルト「おおっ はなせるねえ、アニーのアトリエはすげえ居心地はいいんだが酒っけがねえのがな」
エリー「じゃあ『冒険者のお酒』ってのがおすすめなんだけど」
キルベルト「おお まさに俺のためにあるような名前じゃねえか よっしゃ、じゃ乾杯といこうか」

『かんぱーい』 

エリー「ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・プハァッ」 
キルベルト「おおお いい飲みっぷりじゃねえか こいつはまけてらんねえなあ ん、ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・うぃい・・・きっついなあ この酒」

あ、なんか低音になるとどこかで聞いたような声になるなあ。 

エリー「味より強さを求めたお酒だからね、しかもマリーさんの特製だし」 
キルベルト「つまりこの無敵の冒険者キルベルト様のためにあるような酒ってこったなあ、おしっ、もういっぱい」

んー、この調子なら聞きだせるかな

キルベルト「このメシもうんめえな、こんなでけえエビはじめて見たぜ、しかもムッシェルがまたたまんねえ」 

とりあえず直接聞いてみよう、私が酔いつぶれちゃ意味ないし。 

エリー「ねえキルベルト好きなタイプってある」 
キルベルト「ん、メシの話か?」 
エリー「いやいやそうじゃなくて」 
キルベルト「んー、そうだなっと・・・・」 

キルベルトが背中にしょっていた大剣をとりだした。 

キルベルト「こいつ『フラガラッハ』っていうんだけどな、いつもいっしょにいるんだが、ちぃともおれにこたえちゃくれなかった・・・・だがたった一度だけ俺に振り向いてくれたんだ、それが最高に嬉しくてなあ、おかげでアニー達も守れたし冒険者として一皮むけることができた、『あいつ』に正面から向きあうこともできた、感謝してもしたりねえのさ。それまでは半分意地でつき合ってたようなもんだったが、いまはおれが惚れこんじまった感じだな、まああれっきり相変わらず俺にこたえてくれねえんだけどな、このとおりろくに抜くこともできねえ有様さ」 
エリー「へえー、そんなことがあったんだ」
キルベルト「まあいつも使ってるこっちの長剣も好きなんだがな、おれに健気につきあってくれて、手入れもやりがいあるし、あのときドラゴンを倒せたのも半分はこいつのおかげだ」 
エリー「ふーん、そういう好みもあるんだ・・・・」 
キルベルト「あー、なんかつい色々しゃべっちまったなー、ま、いいか、酒もまわってきたしそろそろ帰るわ。んじゃまたのもうぜ」 

顔をずいぶんと赤く染めキルベルトが帰っていった。 
ふぅ・・・・ちょっと私も酔ったかな?さっきの話ちゃんとおぼえてればいいけど、とりあえず片付けたらもう寝よう、ハンスに報告はまた明日にしよう・・・・  









ハンス「こんにちは エリーさん先日は大変失礼しました、これ手土産です、知人の経営する洋菓子店のものですが味は保証します」 
エリー「じゃあ今日のお茶菓子はそれで、飲み物は・・・・ハーブティをだそうかな」 

これでしっかり目を覚まそう。 

ハンス「先日は本当に失礼しました、お誘いいただいておきながら、逃げるように席をたってしまって」 
エリー「いいよ、そんなこと、それよりあのひとの好きなタイプを聞いてきたんだけど」 
ハンス「はぇッ! い いや そんな 忘れてくださ え! き・きい てきたって・・・」 
エリー「えーと・・・・たしか、いつもいっしょにいるんだけど、なかなか相手にされなくて、一度だけ自分に振り向いてくれたのが最高に嬉しくて惚れこんだっていってた・・・ような・・」 
ハンス「んなッ!?・・・・(それって、まさか『ぺぺ』のことか?!)・・・か・・かなわない・・・・いっしょにいられる時間が違いすぎる―――(しかも振り向いたってことは両想い!)・・・それならもう・・・」 

ハンスが思いふけっている・・・・ていうか沈んでる?たしかキルベルトはまだ何かいってたような・・・・

エリー「ハンス、まだつづきがあるよ、いつも健気につきあってくれるのも好きだって言ってたよ」 
ハンス「いや、しかし・・・大体いつもつきあうってわけにもいかないし、あくまで相手の都合があって・・・それにいっしょにいられる時間ではとても(いっしょに住んでる相手には勝てない)・・・・」 

まだ沈んでるなあ。よし! 

エリー「ハンスからどんどん会いに行けばいいじゃない。」 
ハンス「ですがきっかけが・・・・」 エリー「会いに行くきっかけなんてなんでもいいよ、仕事をもっていくとか、おすそ分けをするとか、会っているときお互いあんなに楽しそうにしてたじゃない、『ハンス』自身がりっぱなきっかけだよ」 
ハンス「えッ?!僕自身が(いや・・・だが両想いに割って入るような真似は・・・しかし――――)」


 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・ 


エリー「あ、そろそろおひらきの時間だね。」 
ハンス「ごちそうさまでした。今日は本当にありがとうございました。また日を改めてマリーさん達がいらっしゃるときにお伺いします。あなたがたの担当 精一杯努めさせていただきます。」 
エリー「いいよ、気にしなくて(なんかかたいなあ、まだ沈んでる?)  ・・・・・がんばって」 
ハンス「・・・・・はいっ!」 

あ、――――いいかお、ちょっと持ち直したかな。 
ふう・・・・ よし、後片づけしなくっちゃ。



  ・・・ ・・・    


その後ことあるごとにアトリエを訪れるハンスとその影響かさらに入り浸るようになったいつものメンバーでアニーのアトリエが連日賑わうようになったとか・・・











────────────
※作中に登場したアイテムの解説

『冒険者のお酒(冒険者をやってるみなさんは、お酒の味よりも強さの方を気にするみたいなので、強いお酒をつくったらしい)』
『海のおくりもの(海産物をふんだんに使った料理〈貝、海藻、ロブスターなど〉)』 
『フラガラッハ(大剣のキルベルトの異名のもとになった魔剣、大柄なキルベルトよりさらに大きいが、本人にも使いこなせない、抜かずに追い払うというある意味剣の極意ともいえる使いかたはできる』]
『ハーブティ(いろんなハーブをいれてみたお茶、そこそこいけるけど、ミスティカティなどの高級なお茶ほどではない模様)』



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ああ、あああ、エリーさぁん! 良いこと言ってるけど……エリーさぁんっ(笑
彼女のそんなところも大好きです。キルはやっぱりそういう方向にはニブニブさんなのか……それともわざとか!?(笑
ひたすらかわいそうなのがハンスなのか、それとも実はぺぺなのか。はたまたアニーか。
とはいえ、結果オーライ、頑張れハンス!!
ウジョーさま、キルベルトルート、ありがとうございました!
最後のアイテム解説も、ウジョーさまが加えて下さったものです。なんという心遣い。



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  Name : 光太朗。
  性別女、またの名を光太朗子。
  『アニーのアトリエ』ハマり中。

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