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treasure 『だって仲良くしたいじゃない』

頂き物に支えられてごんじゃらりんは今日もごんじゃらしております! 感謝!!
伽砂杜ともみさまに書いていただきました。
題名のセリフを……誰!? 誰がいったの!?

それは……読んでのお楽しみー! きゃー!><


ついでに宣伝ですが、伽砂杜ともみさまはオリジナルの小説書きさまでもいらっしゃいます。
『むぎの書庫管理』というサイトを運営されています。ワンコとの日常&AKASATO☆MADE、そしてハンアニSSがいち早くアップされるブログもあるヨ!


というわけで本編へ──!!





*****





『だって、仲良くしたいじゃない』 BY伽砂杜ともみ


「ハンスー! こっちこっち」
 明るくはしゃいだアニーの声に、ハンスは苦笑した。
 急激なリゾート開発費の増加を疑ったところ、それだったら見に来てよ! と言われ、採取の護衛がてら視察もかねてきていた。
 青々とした芝生に、色とりどりの花たち。中央には大きな噴水が涼しげに音をたて、変わったマスコットが来る者を楽しませている緑豊かな公園。
「へえ、立派だな」
「でしょ~? がんばったんだから!」
 得意げに胸を張り、アニーは芝生に座り込み、横の芝を叩いてみせる。
「ほらっ! ここに座ってみてよ、気持ち良いんだから! 眠くなっちゃうよー」
「……こんなところで寝てどうする。今期の課題、まだ提出してないだろう?」
 ハンスがあきれたように言えば、アニーは唇をとがらせた。
「もー。だからマジメンスって言われても仕方ないんだよー」
「だれからも言われてないっ!」
「冗談だって! 少しくらい息抜きしてこーよ。最近のハンス、開発開発で難しい顔してばっかじゃん」
 少しばかり真剣な顔で。見ようによっては怒りすら見えるアニーの表情に、ハンスは押し黙った。
 それを肯定ととったのか、アニーは柔らかく笑った。
「ね? 心当たりあるでしょ? ダニエルだって心配してたよ。こんなに天気がいいんだからさ、気分を入れ替えるのだってアリだよ」
 さも当然とばかりに、うなずく彼女にハンスは苦笑した。

 アニーのがんばった結果が、訪れる人たちを和ませているのは、たしかに見てとれる。
 めんどうくさい。と最近言わなくなったことに、彼女は気がついているのだろうか。
 陽の光が、彼女の瞳も輝かせている。いつからこんなにも惹かれているのだろう。
 そして、気がついているのだろうか。素の自分を出しているのが、アニーの前だけであるというのに。

 なにやら楽しげにカバンを探っているアニーを見て、ハンスはため息をついた。
「ため息つくと、幸せが逃げちゃうよ」
「アニーが言うのか」
 おもわずたてつくように声を荒げたのは、ハンスの中だけでおかしくなってしまった雰囲気を壊すため。傷つけてしまっただろうか? と一瞬ヒヤリとしたが、アニーは心当たりがありすぎるのか、あさっての方向を見て、ただごまかしている。
「そ、それよりさ、早く座ってよ。いいもの持ってきたんだから!」
 水筒を取り出して、用意していたコップにそそぐ。
 爽やかな甘さの匂いからすると、パインジュースだろうか。アニーが笑顔で差し出してくる。
 アニーの隣に腰をおろしながら、苦笑した。

 気がついてなど、いないのだろう。
 だが、毎回のように誘われるからには、印象は悪くないのではないか。とも思う。

 ハンスが横目でそれとなくうかがえば、目が合った。
「なに? パインジュース苦手だった?」
「いや。いただくよ」
「かたーいっ!」
 大きな声でつっこみを入れてくるアニーに、ハンスは目を丸くした。
「なんていうか、こー。堅苦しくならないでよ。せっかく二人なんだから、もっとこー、羽をのばしてっていうか」
 言いよどみ、アニーは少し考えてからゆっくりと言葉を選んだ。
「……だからその。もっと仲良くなりたいんだよ。ハンスと」

 そんなことを言ってくるアニーに、ハンスは驚いた。
 じゅうぶん打ち解けていたと思っていたのに、自分の喋り方ひとつで、そうではなかったのかと打ちのめされる。
 ショックのあまり声が出せずにいるハンスが、考えてくれていると思ったのか、アニーはたたみかけるように言ってきた。

「ジェリアは騎士様なのに、くだけてるじゃない?」

 思考停止していたが、その言葉に回路がつながった。
「……こういっちゃあなんだが、彼女といっしょにしないでくれ」
「う、まあ、例が悪かったといえばそうなんだけど。でももう2年以上いっしょにいるんだから、もっと仲良くなりたいと思ったんだよ」
「この喋り方は、もうクセのようなものなんだ」
「でもときどき、柔らかい喋り方するんだよ。気付いてない?」
 二度目の衝撃を受けた顔のハンスは、慌て出す。
「ど、どんなときだ」
「え? うーん。たとえば、課題が早く仕上がったときとか、モンスターを倒したときとか、他には……」
 アニーが青空を見上げ思い出しながら話し、ハンスはギクリと首をすくめた。

「や、やっぱり話さなくていい!」
「えー、どうして? ハンスが笑ったり、喜んでくれたりするとすごく嬉しいんだよ」
「笑ったことなんて、あったか?」
「あるよー! 気がついてなかった? すっごくカワイイ顔で笑うんだよ」
 イーッとするように口を横に広げ、笑うアニー。

 気持ちは気付かれていないのに、なんだか気恥ずかしくて。
 ハンスはうめくように、もうやめてくれ。と言うしかなかった。





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このかわいい感じーー!! きっとこんな日常なんだ! と読んでいるだけでほんわか幸せです。
こう、さりげないハンスのアップダウンがいい(笑
アニーは無自覚ながら、やっぱりハンス「だいすき」ですよね!!(ステータス画面より。
伽砂杜ともみさま、ありがとうございました!!


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  Name : 光太朗。
  性別女、またの名を光太朗子。
  『アニーのアトリエ』ハマり中。

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