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『やったぞ、アニー!』

題名の通りのネタです。
あのセリフの時点で、ほんのりハン→アニを疑ってみたりもしたものですが、プレイしていくにつれ……まさかこれほど萌えるとは!!!!

アニーさんはまた寝てます。寝過ぎ。





*****





『やったぞ、アニー!』


「──って、いうじゃない、必ず。あれって、どうして?」
 実りの森へ採取に行く道中。
 夜、アニーが眠ってしまって、たき火の前に座るのは、ハンスとリーズの二人きり。
 唐突に、リーズが尋ねた。

「え、な、なにがですか」
 冷や汗をだらだら流しながら、ハンスが聞き返す。本当なら、話題を変えてしまいたい。
「だから、戦闘のあとにね、『やったぞ、アニー!』っていうじゃない? わざわざ、『アニー』って。あれ聞くと、なんかもうニヤけちゃってニヤけちゃって……じゃない、まちがえた、えーと、なんでアニーに報告するのかなあって思ってね」
 訂正したわりには、完全なるニヤけ顔で、リーズはかみ砕いて聞き直してくる。

 ハンスは、黙った。
 きっとどう答えても無駄だろうと思いつつも、努力を試みる。
「そ、それは……アニーの採取の手伝いということでついて来ているわけですし……その過程で戦闘能力が上がったのなら、やはり、この場合のリーダーであるアニーに、報告をですね……」
「ふぅぅぅぅん」
 にこにこ──否、ニヤニヤしている。
 嫌な予感がした。
 このままでは、採取の間中、このネタでいじられ続ける。いや、ひょっとすると、帰ってからもずっと。

「ハンスって、ほんと、アニーのこと大好きだよねえ」
「…………」
 さすがに返事ができるはずもなかった。
 ハンスは耳まで熱いこの状態が、外からはわからないことを願いつつ、だんまりを決め込む。
「大好きだよねえ?」
 しつこく、第二派。
「ど、どういう返答を、期待しているんですか」
「だっておもしろいんだもん」
 正直なレスポンス。
 ハンスは、黙るしかない。
 なにをいってもボロが出そうだ。どう答えても、ネタにされそうだ。
「まあでも、この子はコレだからねえ」
 リーズは苦笑して、寝ているアニーを見た。
 脳天気な顔をして、はにゃはにゃと眠っている。いま見ている夢も、どうせ玉の輿がどうのとか、食べ物がどうとか、そんなものなのだろう。
 ハンスは目を細めた。
 愛しい寝顔を見つめる。
「いいんですよ、それで」

 はっと、気づいた。
 ニヤニヤ度アップの、リーズの顔。
「な、なにもいってませんよ!?」
「うん。いいなあー、若いっていいなー」
「なにをいってるんですか!」
 ハンスはそっぽを向いた。
 きっと、口を開かないのが最良だ。





 翌日。
 モンスターとの戦闘の後、思わずハンスは叫ぶ。
「やったぞ、アニー!」
 いってしまってから、気づいた。
 昨夜、いじられたばかりだというのに。

「うんうん、やったね、ハンス!」
 脳天気にはしゃぐアニーの向こう側で、果てしなくニヤつくリーズ。
「──い、いや、いまのは」
「いいのいいの、ハンスはアニーが大好きだもんね?」
「────!!」
 ハンスが硬直する。
 恐る恐る、アニーを見る。

 アニーは、はにかむように笑っていた。
「やだなあ、ハンス、照れるよ~。あたしもハンスが大好きだよ!」
「…………」
 正確にその意味を理解して、それはどーも、とハンスはつぶやいた。腹を押さえてうずくまり、肩を震わせているリーズには、気づかないふりをした。
 






────────────
モロゲームネタなので、ほんとは「小ネタ」にしようかとも思ったのですが。
中途半端ですみません。

いじられ倒してるのに、それでもレベルアップごとに思わず言っちゃって、その都度ニヤニヤされたらいいと思います。
そんなことを思いながら、毎回ハンスを連れ歩く。



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  Name : 光太朗。
  性別女、またの名を光太朗子。
  『アニーのアトリエ』ハマり中。

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