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treasure『はてどこかで聞いたような:ブリギッテver』

ずいぶん前にいただいていた、ウジョーさまの新作です。
『はてどこかで聞いたような』のブリギッテさんパート。
笑えます──!!







*****






『はてどこかで聞いたような:ブリギッテver』BY ウジョー



ハンス「ある人の好みのタイプが知りたいです・・・」

目の前のどことなくアカデミー時代からの友達を彷彿とさせる青年ハンス(いかにもできそうな名前のところも似ている)はそんなことを呟いた。
ここはマリーさんと私のアトリエの2階お茶会の席。
私たちの担当になった彼との親睦と私たちの錬金術の理解を深めるためにお茶会に誘い、話が弾んでいたころポロッとそんな言葉がでてきた。 

ハンス「あ・・  いや。すみません今のは忘れてください、きょ今日はこれで失礼します」

真っ赤になってあわただしく席を立ち頭をさげ退室した彼を見送った後さっきの言葉を思い出す・・・・ まだこの島に来て間がなく初めて知り合った一人であり ふともらした時のあの表情、あの真剣な想いに協力したいとの思いがわいてくる。
けど肝心の『ある人』がわからない、あの様子では改めて聞くのも無理だろう、さて 

エリー「だれのことだろう」 







エリー「ひょっとしてブリギッテさんのことかな・・・・」 

そういえばハンスに冒険者ギルドを紹介してもらったときブリギッテさんの前でハンス真っ赤になってたっけ、あれってそういうことなのかな。 

エリー「とりあえずブリギッテさんをお茶会に誘って聞いてみよう、今日は暑いしシャーベットを作っておこうかな。」    


ブリギッテ「よう、エリー、誘ってくれてありがとうよ」 
エリー「じゃあお茶会を始めましょう!」 

飲み物何を出そう・・・・・・?
今日はお酒は・・・・どうしよう?

エリー「ブリギッテさんお酒は飲める?」 
ブリギッテ「お、いいねえ、けどアタイまだ仕事があるんだ、ミルクがあったらもらえるかい?」 
エリー「ええ、もちろん・・・・・どうぞ。」
ブリギッテ「グィッ・・・・・・、おおこいつはイケルねえ、おかわりいいかい?」 
エリー「はい、どうぞ♪~」 
ブリギッテ「ウマイ!びっくりしたよ、このミルクはどこで手に入れたんだいあんた?」 
エリー「こだわりのチーズケーキづくりにはミルクはかかせませんからね、野生のシャリオヤギから直接もらってきたものです!」 
ブリギッテ「そいつはまた驚きだねえ、野生のヤギなんて簡単に捕まえられるもんじゃないだろうに・・・しっかしこの味知っちまっちゃあ、もう店で飲めるミルクに満足した過去には戻れないねえ、どうだいアタイにもヤギ捕まえるコツを教えちゃもらえないかい。」 


これは聞き出すチャンスかも 

エリー「うーん、そうですねぇ、じゃあ私の知りたい情報と交換ってことでどうですか」 
ブリギッテ「お、あんたできるねえ、いいよそれで、なにが聞きたい?」 
エリー「ブリギッテさんの好みの男性を教えてください。」 
ブリギッテ「あっはっはっはっ!あんたおもしろいねぇ!いいよ、んーアタイはこれでも、有名なおどり子だったんだよ、旅芸人の一座で異国を転々としたもんさ」 
エリー「へー、私の友達にもそんな旅のおどり子さんがいますよ」 
ブリギッテ「そういえばあんた達シグザール王国から来たんだっけね、あそこじゃ貴族の息子にほれられて、大変だったねえ・・・まあもてたからね、いろんなやつとつきあったもんさ」 

シグザール王国にも来たことあるんだ。

エリー「私の友達はあたたかい家庭をつくることだっていってましたけどブリギッテさんは?」 
ブリギッテ「正直しばらく男と付き合う気はないねえ、女を磨くのをやめる気はないけど今は見てるだけの方が楽でたのしいしね。おっとついついアタイばっかしゃべりすぎちまったかな」 
エリー「あ、そうですね。えーと私の方からは・・・・・。この角笛をプレゼントします。これをシャリオヤギの生息地で吹くと向こうからやってきますよ。」 
ブリギッテ「本当かい?!そいつはゴキゲンだねえ、もらっちまっていいのかい。ギルドにきたらこの茶会の礼に一杯おごるよ、イケル口なんだろ」 
エリー「はい!そのときはマリーさんもいっしょに!」 
ブリギッテ「待ってるよ、んじゃあアタイはこれで、また呼んでおくれ。」 

ふぅ・・・・ちょっとハンスには言いにくいけど報告しなくちゃね。







ハンス「こんにちは エリーさん。先日は大変失礼しました、こちらは手土産です、知人の経営する洋菓子店のものですが味は保証します」 
エリー「じゃあ今日のお茶菓子はそれで、飲み物は・・・・またシャリオミルクを出そうかな好評だったし」 
ハンス「先日のお茶会では本当に失礼しました、お誘いいただいておきながら、逃げるように席をたってしまって」 
エリー「いいよ、そんなこと、それよりあの人の好きなタイプを聞いてきたんだけど」 
ハンス「はぇッ! い いや そんな 忘れてくださ え! き・きい てきたって・・・」 

えーと、たしか・・・・ 

エリー「以前はいろんな男の人とつきあってたんだけど、しばらくはそういうのはやめとくって言ってたね」 




そのとき――――ハンスの時が止まった――――






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






ハンスがかたまったままだ、目は開いてるけどもしかして気絶してる?
――――――――ゆすっても反応がない、しかたない、たしか作り置きしておいたガッシュの木炭が・・・・あったあった。 

ぷ~~ん 

ハンス「がッ?!・・・・・ハッ?!」 

あ、目が覚めたみたい。あ、今度は凹んだ・・・・、あれをだしてみよう。 

エリー「ハンスさっきの話はつづきがあってね彼女、女性として自分を磨いていくって話はしてたから、このシャリオ乳液を持って行ってみたらどうかな?」 
ハンス「シャリオ乳液?」  
エリー「彼女ミルクが好きみたいだから、それをもとにつくったこれなら面白いかもね」 
ハンス「なるほど、しかし、これをいただくわけには」 
エリー「試しに作ったはいいけど使わないから気にしないでいいよ、まあ私やマリーさんはあんまり化粧品に興味ないから詳しくないけどこの島には色んな錬金術士がいるみたいだし色々聞いてみたら?彼女に協力していく内に『ハンスのために』自分を磨くことがあるかもしれないよ。」 
ハンス「ぼ・・・僕の、ため・・・に・・・」

あれなんか赤い?とりあえず立ち直ったのかな?

エリー「あ、そろそろおひらきの時間だね。」 
ハンス「ごちそうさまでした。今日は本当にありがとうございました。大変お世話になりました。あなたがたの担当 精一杯努めさせていただきます。」 
エリー「いいよ、気にしなくて(とりあえずシャリオ乳液は受け取ってもらえたけど、ここからはハンス次第)・・・・・がんばって」 ハンス「・・・・・はいっ!」 

うん、いいかお・・・・・・ふう・・・・・・よし、後片づけしなくっちゃ。  



その後、島中の錬金術士に化粧品のことを聞いてまわるハンスに『女装趣味』の噂が流れるのに時間はかからなかった・・・・合掌  









──────────
※作中に登場したアイテムの解説
 
『シャリオミルク〔セラ島では牧場のウシからとれたものが市場にでているがザールブルグではヤギのミルクが一般的で牛乳よりも濃い味がする。ザールブルグでは一般的に妖精さんがほぼ独占販売(WSC版では妖精さんが雑貨屋に卸してから購入できる)しているためさぞ儲かるかと思いきや、エサ代ケチって味が落ちるとたちまち売り上げが落ち込むなど意外と味にも妖精さんにも厳しい模様〕』 
『シャリオ乳液〔シャリオミルクを材料につくられ、リリー先生(ザールブルグアカデミー創立メンバーの中心人物)愛用の美容液、ほっぺがプリプリになったらしい〕』 
『角笛〔いい出来のものを生息地で使うとやたらとリアルで可愛い(一枚絵の)ヤギに会える〕』 
『ガッシュの木炭〔強烈なにおいで眠ってしまった仲間を起こすことができる、他のものを調合する材料としても用途が広いので作り置きしておくと便利〕』 



**



というわけで、おなじみウジョーさまの「はてどこシリーズ」でした!
ウジョーさまから、「ごめんハンス、できるだけフォローしたつもりなんだけどなぜか変なオチがついてしまった・・・悪気はなかったんです。」というお言葉をいただいていますが……いやいやグッジョブ。むしろグッジョブ。
っていうかエリーさん。あなたにはもう悪気があるとしか思えない(笑
そしてそんなエリーさんが大好きだ! そんでもってええ子だなあ、ハンス!!
ウジョーさま、オトコマエ(笑)なブリギッテさんパート、ありがとうございました!

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  性別女、またの名を光太朗子。
  『アニーのアトリエ』ハマり中。

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